胃カメラは苦しい検査という印象をお持ちの方も多いかもしれません。
これはのどの奥にカメラが当たる際に「オエッ」となる『嘔吐反射』が起こるためです。
当院では苦痛の少ない検査を目指しており、複数の方法で検査を実施することで一人一人に合った検査方法を提案できるよう心がけています。
@経鼻内視鏡検査(鼻からの胃カメラ)
直径6mm弱の細い内視鏡を鼻から挿入します。
内視鏡が嘔吐反射を起こす舌根部に触れにくく、吐き気や不快感が少ない方法です。
また、医師と会話しながら検査を受けていただくことが可能です。
A鎮静剤を用いた胃カメラ
検査前に鎮静剤(眠くなるお薬です)を注射し、ウトウトした状態で口から細いカメラを挿入します。嘔吐反射が少なく楽に検査を受けていただけます。
※鎮静剤の効き方には個人差があります
※薬の効き目が切れるまで院内で休んでいただきます。また、検査直後は運転ができません。
B経口内視鏡検査(口からの胃カメラ)
嘔吐反射が起きにくいよう喉に麻酔のスプレーをしてから検査を行います。
鎮静剤を使わないので短時間で帰宅できる、午後から仕事に行けるなどのメリットもありますので鼻の中が狭くカメラが通りづらい方やこれまでに胃カメラを受けられてあまり嘔吐反射の強くなかった方はこちらの方法もお勧めです。